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投資家適性テスト!


 

『 投資家適性テスト!』    

 投資家適性テストを抜き打ちで行う。(笑)下記の文章を読んで、その内容は正しいか間違っているか、理由も添えて答えよ。

 「相場で一番大切なのはいつ決済するか、これが全て。途中過程で計算上のプラスマイナスがいくら出ていても、それは幻。値洗いの益などいくらあっても喜んではいけない。ところが決済して出てくる損益は、結果。大事にしなければいけないのはこれだ。取引を重ねていくと売り玉やら買い玉やらをたくさん持つようになる。銘柄も分散投資として色々な銘柄を取引するようになる。で、わけがわからなくなる。そのときの考え方も基本は一緒。途中過程はどうでもいい。気にすることはただひとつ、最後に決済するとき少しでも利益があるところで決済するということ。プラスの玉・マイナスの玉とあって、どれかをはずすとしたら、もちろんプラスの玉からはずす。マイナスの玉はそのマイナスがプラスになるか、たとえならなくても損が少なくなったときにはずすよう努力すべき。常に決済するときの損益が全て、ということを忘れないでこの取引に取り組まむことがポイントだ。」

 どうだろう。わかったかな?理由も答えてくれよ。

 同じようなテストをもうひとつ行う。下記の文章を読んで、その内容が正しいか間違っているか、理由も添えて答えよ。

 「同銘柄・同限月・同枚数の両建てを同値ですると、値段が上がっても下がっても損益は発生しない。(手数料を除いて)。例えば金の先物に1400円で10枚の買いと10枚の売りを持つとする。50円上がれば10枚の売りは50万円の損。ただし10枚の買いは50万円の利益。このように値段がどこへ行こうと、片方の損を片方の利益がカバーしてトータルでは損益は発生しない。ところで、この同銘柄・同限月・同枚数・同値の両建てでもやり方によっては利益も出るし損も出る。どういうことか?値段は上がったり下がったりする。同値の売りと買いでも上がった時に買いをはすし、下がった時に売りをはずすと、利益がとれる。ところが逆に下がった時に買いをはずし、上がった時に売りをはずすとどちらも損となる。つまり大切なのは決済するときなのだ。必ず、利が乗ってる時に決済しなければならない。」

 さて、どうだろう、上記二つの文章を読んで、正しいか間違っているかわかったかな?

 こうやってわざわざ試験にしたからには想像がつくだろうが、上記の二つの論理は同じように間違っている。ところが何故間違いなのかがなかなかわからない。わからないために、いつまでたっても上記考え方の元に相場に取組み、繰り返し失敗をしている投資家をよく見る。結局、小生のながーい外務員経験で言わせていただくと、ある種の方々はいくらアドバイスしてもこのことがわからないようだ。これはもう投資に対する適性が無いというしかない。

 ということで、投資家適性テストにさせていただいた。上記の論理がどこが間違っているか、それが分からない人は早く相場から足を洗って、かたぎに戻った方がいい。(笑)

 2番目の例で話をしよう。1400円の買い10枚と売り10枚がある。確かに上がったとき買いをはずし、下がった時売りをはずせばどちらも利益。間違いない。しかし、落とし穴がある。この論理クイズの間違いは、相場は上がったり下がったりするという前提の元にこの話が成り立っていることだ。もちろん上がったり下がったりするのが相場だが、どんどん上昇していったり、どんどん下落していったりするのもまた相場なのだ。

 例えばこういうトレンドを考えてみろ。1400円で買った金10枚を1450円で決済する。50万の利益だ。しかし、そのとき1400円で売った10枚の売りがまだ残っている。その後、値段がどんどんさらに上がっちゃうというケースを見落としているのだ。プラスの玉をはずしていった後に、マイナスの玉のマイナスが必ず減っていくと考えているとしたら、それはあまりにおめでたい。利食い出来るチャンスを待っているうちにますます、マイナスが増えていく、ということの方がよくあるケースなのだ。

 古来、相場の鉄則は損小利大。損切りは早めに利食いはじっくりと大きくだ。ところが大ベテランになっても、利食いだといつでも大喜びで決済出来る。1万円、2万円の利益でもだ。逆に損切りだとなかなか決済出来ない。決断が出来ないのだ。わかっていないというよりもはや適性が無いと言わざるを得ない。

 はずれた銘柄は失敗したと思った瞬間、素早く切れ。当たっている銘柄は、どこまで利が伸びるか楽しみに見ろ。そりゃ、何度かに1度はそのために利益が無くなることもあるだろう。しかし、ほとんどの大衆が損切りが出来ないとしたら、その逆をやっている投資家は自然と勝ち組に入っていくのだ。損している玉と利が乗っている玉を持っていたら、目をつぶって損している玉から切れ!

この決断が出来ることが投資家としての適性だ!

(H17.2.22)

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